結婚観

子どもは、お母さんの影響力を受けやすいもの。家の中でお母さんがお父さんの悪口を言っていると、物心のつく3歳頃から、娘はお母さんの言葉どおりお父さんのことを見るようになります。「お父さんって、本当にだらしなくてイヤになっちゃう」「お父さんなんかと結婚しなければよかったわ。あんたはお父さんみたいな人とは反対のタイプと結婚しなさいよ」たいてい、こういうことを言う母親は世話好きで見返りを求めるタイプの人なのですが、こんなことをお母さんから日々聞かされていたら、「そうか、お父さんってダメなオトコなんだ」といった意識が蓄積され、「私はお父さんみたいなタイプの人とは絶対に結婚しないぞ」などと思い込んでしまいます。「なかなか結婚できない」と相談に来る女性に、「お父さんと仲が悪いですか?」と聞くと、「もう何年も口聞いていません、あんな人」といった回答が少なくありません。けれどよくよく聞いてみると、「母親から悪口ばかり聞いていた。だから、私もイヤになっていった」という理由がほとんど。思い当たる方もいるのではないでしょうか。こういう女性は、年頃になっていざ男性と付き合うようになると、無意識に相手が求めていないことまで世話を焼きすぎ、「私がここまでやっているのだから、同じように愛情を示して!」と逆ギレしたりします。

母親が父親にしていたことを無意識に真似ているのです。私も最初の結婚をするまで、ずっとこのパターンにはまっていました。破天荒な父に振り因されて泣いていた母を、ずっと「かわいそう」といった気持ちで見ていました。そして、いつしか心の奥底で「男性は女性を苦しませる存在。女性はそれを我慢していくのが仕事」と思い込んでいたため、年頃になってからは、そういう気持ちを感じさせる相手ばかり引き寄せていたのです。女性の恋愛観において、母親からの言葉の暗示による影響は本当に大きい・ものです。でも、本当のあなたが求めている男性像、憧れている結婚観は、お母さんのそれとは遣うこともあるはずです。お母さんの男性に対する価値観はいったん横に置いて、自分の求めている男性像をもう一度ゆっくり考え直してみてください。