結婚式の写真

新郎はリードを心がけて

バリ島の結婚式当日の新郎は自分もいっぱいいっぱいで、花嫁のことまで考えてあげる余裕のない人が多いようです。この日、新婦は慣れていないドレスを着ているのだということをわかってあげて、ちょっとしたところでリードを心がける・・・すると動作に自然と花嫁を思いやる心が表れて素敵な写真が残せます。せっかくいい絵なのに新郎がスタスタと先に行ってしまって撮れなかったというのでは、いかにも残念です。

残しておきたいこんなシーン

朝、支度部屋に向かう廊下で見かけた風景。当日はふたりのためにたくさんの人たちが働いてくれています。直接会ってお礼を言える人以外にもI気持ちよく過ごしてほしいという思いで、バックヤードで仕事をするスタッフがいます。そんな裏方さんの苦労を知ると、温かい気持ちになれるはず。ふたりのきれいな写真も大切ですが、感謝の心が薄れないドキュメン卜を残すこともまた大切です。

緊張の一瞬が美しい

ベールをつける瞬間というのも、外せないシーンです。それまで娘さんの顔で家族と談笑していたお嬢さんが、ー瞬にして花嫁の顔に変わります。当日は慌ただしいものですが、支度が全部終わったあとにそのシーンを再現して撮影しても、あの独特な緊張感は撮れません。スタッフには「ベールをつけるときは家族に声をかけてくださいね」と事前に頼んでおいて、みんなでその瞬間を迎えましょう。

花の恩恵を大切にしよう

ブーケが顔の近くにあると、花嫁の美しさが際立ちます。これはまさに自然の花の恩恵です。お決まりのポースではあるけれど、伏し目がちな目線は花嫁の可憐さがよく出るし、本当にきれいです。緊張すると硬い表情になるとか、笑顔は得意ではないなど、自分の「苦手」は前もって伝えてください。教えてもらえばコミュニケーションの取り方を考えて、表情をうまく引き出します。

披露宴の感動を忘れないために

披露宴の写真というのは友達もいっぱい撮ってくれるし、枚数だけはたくさんになります。でも、どれも似たような感じで、いまいち感動が伝わってこないのは、すべてがメインテーブルの側でふたりを中心にしているから。例えば披露宴の最中に、いちばん後ろの席からふたりを見つめる両親の後ろ姿をとった1枚は素敵です。アルバムを渡したとき、この写真を見た花嫁は、おもわず涙ぐみますよね。

物撮りは空気感を大切に

バリ島での結婚式の写真やブーケの写真も、外の景色などを入れてとると、「その日、そこにあった」という空気感が伝わる1枚になります。ドレスや小物なども身につける前に撮っておくとよい思い出になるもの。特に靴は、なかなか写真にまで残そうと思わないけれど、「その日履いたあの靴」というのは、あとで見ると感慨深いものがあります。

懐かしくなるのは時代性のある写真

ドレスや会場に規制がなければぜひ撮っててほしいのが、外のカットです。将来、見返したときに、車の形や背景のビル、バリ島の美しい風景、時代性を感じ、きっと懐かしく思うはずだし、室内ばかりの写真で構成するよりもメリハりのあるアルバムになります。